石仏・歌碑(5)

歌碑

 大君(おおきみ)の 任(ま)きのまにまに
 執(と)りもちて 仕ふる国の
 年の内の
事かたね持ち 玉鉾(たまほこ)の
道に出で立ち 岩根(いわね)踏み
山越え野ゆき 都へに
参(ま)ゐし我が背を あらたまの
季(とし)往(ゆ)き返り 月(つき)重ね
見ぬ日さまねみ
恋(こ)ふるそら

万葉集 四一一六 家持歌 (注:巻18-4116)


二〇〇三年八月
見砂有志会
金沢市 南 世津子